フリーランスに転身したい人の心構え

フリーランスに転身しやすい仕事として、プログラマやエンジニアが挙げられます。自室をオフィスにして活動できる、独立開業にあまり資金がかからない、自分一人で仕事ができるなどが大きな理由です。一方、独立してから後悔する人もおり、再び企業に再就職をしたというケースは少なくありません。フリーランスは自由な働き方を求める人に適していますが、自由には責任が伴います。たとえばフリーランスになれば上司から命令されることはありませんが、それゆえに怠けぐせがついてしまう人もいるのです。

人から指示をされて動くのは得意なものの、自主的に動くのが苦手な人は一般的にフリーランスには向いていません。フリーランスに転身すると、自分自身で営業をして、仕事を獲得する必要があります。仕事が獲得できなければ収入がゼロになり、生計を立てられなくなるでしょう。フリーランスは働く場所、時間を自由に決められる反面、すべての行動を自己責任で決めていかなければならないのです。

これから大型ローンの利用を検討している人は、フリーランスになることでローンが組みにくくなる点を認識しておきましょう。フリーランスは収入が不安定になりやすい側面があり、社会的信用力は会社員よりも低くなります。そのため、住宅ローンや自動車ローンなど、将来的に高額の借入れを考えている人は会社員時代に組んでおくのが得策です。ローンの審査では収入の安定性が重視されるので、年収が同じでも会社員よりフリーランスの方が審査で落とされる確率が高くなります。